カーテン物語……防炎|カーテン‐サービスの巻

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 カーテン物語……防炎|カーテン‐サービスの巻……私は店の玄関に回り、ドアに貼り付けていた恥ずかしい張り紙を破り取った。それから暖簾もはずして店内に戻り大事にしまった。それから正月用の飾り付けを付け出した。すると反岡君が、「何か手伝いましょう」と言ってきた。「それじゃこれを貼ってくれるか」と玄関の横に貼り付ける「賀正」と書かれた紙を差し出した。

 もう今日は話が出来ない、それに一組しか客は来ていない。それならやる事をさっと片付けて、騒ごう、そう思った。それに昨日からそのつもりで居たから、別に問題は無い。爺さんは自分が持ってきた九州の焼酎を取り出して飲み始めた。子供が土産に持って帰った物か、送ってきた物に違いない。

 私もそれに便乗して頂く事にした。当然みんな飲み始めた。反岡青年も結構いけるみたいでがぶがぶと飲んでいる。わたしの周りにいる人はかなり酒が好きなものが多い。似たもの同志集まった、と言う事なのだろう。ただ水沢あきだけは仕事が有るので飲まなかった。ここは何処。私は誰。そんな状態である。

 本当に私は、何故ここにいるのか、記憶が無い。多分、と言うより絶対、飲みすぎだ。昼の1時頃から飲み始め、今は夜10時だ。確か、誰かが言い始めて流川に出る事になり、みんなと出掛けてきた様な、曖昧な記憶が微かに残っている。店の鍵を、掛けたかどうかも覚えていない。

 だが鍵はポケットの中にちゃんと存在しているし、財布も持っている。携帯は胸ポケットにちゃんと入れている。何も問題は無い。それから私は、少しの間寝ていたのだろう。そんな気がした。それで酔いが少し醒めたのだろう。今はちゃんと考える事が出来るし、みんなの話が理解でき始めた。

 ここは何処かの居酒屋で私たちは大きなテーブルを囲み、4人で飲んでいる。そういえばあきはどうしたのだろうか、いまさら爺さんや大友に聞く事も出来ないし、もっとも彼女は飲んでいないから大丈夫だろう。ふと目の前のカウンターに、銀行の行員が居ることに気が付いた。先日の女性行員であった……防炎‐カーテン|一覧はこちら、に続く。

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